2024-05-05

靴音頭に来る 小笠原鳥類

靴音頭に来る

小笠原鳥類


岡田一実『篠原梵の百句』(ふらんす堂、2024)から、いくつかの俳句を「」、そして思ったこと。数字はページ

ドアにわれ青葉と映り廻りけり」6

緑色のガラスがあれば、妖怪のような布と踊っている。回転する豆腐を持っている妖怪だ

葉のみどりかたちうしなひ窓を過ぐ」28

レタスを食べているレストランが、四角い建物である透明だ。くだものの破壊

紙の網あやふくたのし金魚追ふ」32

テレビは、ワニのような、ものだろう(木と宇宙から来ている砂)。動物と鳥

カーテンのレースの薔薇が空に白し」42

粘土を見ている恐竜が象である、のではないだろうかと思っているエビ。あのエビ

葉桜の中の無数の空さわぐ」50

エイ(軟骨の魚)それは軟骨の魚だ、水族館をペンギンになって見ています絵本

脚をつたひ凍てし靴音頭に来る」62

怒っているんだろうなあ。あるいは音頭(靴を歌って、踊っている喜び)

空の奥みつめてをればとんぼゐる」116

現実のアメーバが虹のような、怪獣だ怪獣だ、いつまでも廊下とオルガンと悪

泳ぎ着き光りつつ岩をよぢのぼる」186

肺魚のようなキノボリウオであると、翼竜は電気を出すウナギのように思うスポーツ。鱈

欅から枯れて形のいい葉降る」198

イカのように、ウミウシが、写真で見ることができる、鳩だ




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