2024-06-30

後記+プロフィール897 上田信治

 

後記 ◆ 上田信治

 

竹岡一郎さんが、6月21日、逝去されました。

竹岡さんが所属された「鷹」のサイトには、

1963年8月大阪市生まれ 大阪府吹田市在住
1992年 鷹入会、鷹新人スクール二期生
1993年 鷹エッセイ賞
1994年 鷹新人賞 同年、同人
2006年 鷹俳句賞
2009年 鷹月光集同人
2011年 第一句集『蜂の巣マシンガン』
2014年 現代俳句評論賞「攝津幸彦、その戦争詠の二重性」
2015年 第二句集『ふるさとのはつこひ』
2018年 第三句集『けものの苗』
俳人協会会員、現代俳句協会会員
NHKカルチャー梅田教室講師

プロフィールとして以上のことが記されています。

そうだ『蜂の巣マシンガン』が第一句集だったんだ。
 
蜂の巣の俺人生はマシンガン 竹岡一郎
 
48歳の竹岡さんは、なんて純情だったんだろう。

今号掲載のリンク集から、竹岡さんの多くの作品、そして、西原天気さん、小津夜景さん、福田若之さんによる第二句集『ふるさとのはつこひ』評(力作揃い)を、ぜひお読み下さい。

関西の方だったんですよね。
 
あるとき、竹岡さんが東京にいらっしゃるというので「ku+」のメンバーが一席もうけて(たしか、シェーキーズとかサイゼリアとかだった記憶)お目にかかることができました。
 
竹岡さんは『君に目があり見開かれ』と『リボン』を ノートに全句(!)筆写されていて、それを見せていただきながら、すこしお話をさせていただきました。
 
たくさん、しゃべればいいと思うじゃないですか。竹岡さんそんなに、たくさん、しゃべらない。あと上田は耳が悪くて、シェーキーズでは会話が成り立たない。
 
でもねえ、そのエネルギーに圧倒されました。すごい人だったなあ。


それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
 

no.897/2024-6-30 profile

牧野冴 まきの・さえ
1993年生まれ。いつき組所属。現代俳句協会会員。第1回鱗kokera賞。

竹岡一郎 たけおか・いちろう
昭和38年8月生まれ。「鷹」月光集同人。句集『蜂の巣マシンガン』(2011年、ふらんす堂)、『ふるさとのはつこひ』(2015年、ふらんす堂) 、『けものの苗』(2018年、ふらんす堂)。
 
■田中泥炭 たなか・ぴーと
1981年山口県長門市生まれ。以後、愛媛県松山市に育つ。第1回G氏賞受賞、結社等無所属。地元の居酒屋(兼・古本屋)「ホヤケン」が主催する句会を愛している。ホヤケンは「銀漢亭」の様な場所(に違いない、と思われる)。
 
■村越 敦 むらこし・あつし
1990(平成2)年生まれ。「澤」同人。
 
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
 
■西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter
 
■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。共著『超新撰21』(2010)『虚子に学ぶ俳句365日』(2011)共編『俳コレ』(2012)ほか。句集『リボン』(2017)エッセイ『成分表』(2022)。
 

0 comments: