2024-06-30

追悼・竹岡一郎 リンク集 

追悼・竹岡一郎 リンク集



6月21日、竹岡一郎さんが急逝されました。

ついこのあいだ、週刊俳句/ウラハイへの寄稿についてメールをやりとりしたところでしたので、たいへん驚き、衝撃を受けています。

小誌を遡ると、竹岡一郎さんの週刊俳句への最初の寄稿は2012年5月13日。その年の3月に「10句」の寄稿を依頼させていただいたことがメールに残っています。

竹岡さんから、諾の返信と併せて、「十句限定ですか」との問い合わせ。「10句以上でも結構です」と返答したところ、何通かのやりとりがあり(竹岡さんにとっては初めての媒体なので確認したいことがいくつかあったようです)、やがて「100句超えました」のメール! こんなことは後にも先にもこのときだけなので、なんだか、こちらも高揚してきて、「大いに期待が高まります」と返信。

果たして、締切の5月に届いた「比良坂變」は圧巻の153句。

これが竹岡一郎さんと週刊俳句の付き合いの始まりでした。その後も、精力的な執筆はとどまることがなく、小誌がその受け皿のひとつになれたであろうことは、大きな喜びであり、誇りと言ってもいいでしょう。

以下は、竹岡一郎さんの週刊俳句への寄稿のリンク集です。漏れがあるかもしれませんが、御海容のほどを。当記事の体裁に瑕疵がある場合(フォントの乱れなど)も、ご容赦を。

拾ってみると、俳句作品も、評論も、思った以上に膨大です。竹岡一郎さんは、週刊俳句に、これだけのものを残してくれた。リンク集を眺めていると、あらためて、感謝の気持ちが湧いてきます。

(西原天気・記)


竹岡一郎 比良坂變 153句 ≫読む 第264号 2012年5月13日

神人合一論 10句 ≫読む 第302号 2013年2月3日

炎帝よなべて地獄は事も無し 30句 ≫読む 第430号 2015年7月19日

進(スス)メ非時(トキジク)悲(ヒ)ノ霊(タマ)ダ
前篇舌もてどくどくする水平線を幾度なぞつてもふやけず諦めず舌が鳥になるまでパアマネントは褒めませう 30句 ≫読む 第446号 2015年11月8日

後篇接吻一擲無智一擲惜しむべからず抱くまでは木琴聴いても正気が足りぬ億兆の新たなる終末に洗濯は素敵だ! 30句 ≫読む 第447号 2015年11月15日

バチあたり兄さん 40句 ≫読む 第535号 2017年7月2日

敬虔の穹 42句 ≫読む 第858号 2023年101日

敬虔の乳 42 読む 870号 20231224

敬虔の鎧 42句 ≫読む ウラハイ 2024年4月27日



綺麗なニート ≫読む 第300号 2013年1月20日

花独活論または苦き妹こそ花 関悦史『花咲く機械状独身者たちの活造り』を読む ≫読む 第522号 2017年4月23日

天蓋または皮膚 小津夜景『フラワーズ・カンフー』論 ≫読む 第524号 2017年5月7日

戦争という日常 【俳苑叢刊を読む】第16回 片山桃史『北方兵團』 ≫読む 第527号 2017年5月28日

おい文化祭 福田若之『自生地』を読む ≫読む 第575号 2018年4月29日 

鴨と玉虫 西村麒麟を読む ≫読む  第667号 2020年2月2日

樹の灰、名の灰 斎藤秀雄を読む ≫読む 第695号 2020年8月16

ありあまる椅子 安里琉太『式日』を読む郎 ≫読む 699号 2020年9月13日

冥途のちょっと前 鴇田智哉『エレメンツ』を読む ≫読む 第723号 2021年2月28日

錯乱の地霊よ 髙鸞石「痴霊記」を読む ≫読む 第728号 2021年4月4日

桃売りババアの正体 〈凍死の山寂然(しん)と桃売りババア有難う 髙鸞石〉を読む ≫読む 第789号 2022年6月5日

これが光、これが春 北大路翼句集『見えない傷』を読む ≫読む 第796号 2022年7月24日

麒麟の鯛焼あるいは当たり前という異様へ ≫読む 第809号 2022年10月22日

アルゴンたらむと関悦史 ≫読む 第821号 2023年1月15日

天上火という始点 櫻井天上火を読む ≫読む 第840号 2023年5月28日



超ひまつぶし鼎談 第1回 『フラワーズ・カンフー』を肴にする 竹岡一郎×関悦史×小津夜景 ≫聴く 第541号 2017年9月3日

超ひまつぶし鼎談 第2回 『ふるさとのはつこひ』を肴にする 竹岡一郎×関悦史×小津夜景 ≫聴く 第542号 2017年9月10日

超ひまつぶし鼎談 第3回 『花咲く機械状独身者たちの活造り』を肴にする 竹岡一郎×関悦史×小津夜景 ≫聴く 第543号 2017年9月17日


西原天気 常ならぬ過剰(あまりのこと)へとブーストされる地上の事物 竹岡一郎ふるさとのはつこひの一句  ≫読む 第416号 2015年4月12日

小津夜景 草笛を手放して 竹岡一郎『ふるさとのはつこひ』を読む ≫読む 第436号 2015年8月30日

福田若之 数多なる忌を遥かに 竹岡一郎『ふるさとのはつこひ』を読む ≫読む 第439号 2015年9月20日


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