2018-10-21

【週俳600号に寄せて】あなたがいなければ なかはられいこ

【週俳600号に寄せて】
あなたがいなければ

なかはられいこ



前略、週刊俳句さま。

あなたに初めてお会いしたのは2007年8月12日号の「柳×俳 7×7」という企画でした。

と、年月日や号数まですらすらと言えるのは、アーカイブっちゃらいう、たいそう便利なもののおかげなのですが、それはいま置いといて。

作品のご依頼がきた瞬間から、UPされるまでどれだけドキドキしたことか、思い出すだけで鳥肌がたってくるほどです。

あれから11年が過ぎたのですね。気がとおくなります。

でも週刊俳句さま、あなたがいなければ、わたしにとって俳句はいまだにこわいもののままでした。季語、こわい。切れ字、こわい。そして、権威、とてもこわい。

それが、週刊俳句さま、あなたときたら。

「俳句でも川柳でもすてきなものはすてき。上も下もあらへん。どっちでもええやん」的態度でぐんぐんわたしのこころになかに入ってこられたのです。(なぜ関西弁なのかは不明)

だから、ほんとうによかったなあと思います。

俳句があって、川柳があって、週刊俳句があって。

これからもどうぞよろしくおねがいいたします。  草々

0 comments: