2019-11-17

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 キャブ・キャロウェイ「ジャンピン・ジャイブ」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
キャブ・キャロウェイ「ジャンピン・ジャイブ」




天気●キャブ・キャロウェイといえば「ミニー・ザ・ムーチャー」(1931年初録音)。映画『ブルース・ブラザーズ』(1980年/ジョン・ランディス監督)でもこの曲で登場していましたが、あえて、この「ジャンピン・ジャイブ」(1943年)。黒人訛り(ジャイブ)をさらに崩したようなスキャットが持ち味ですから、代表曲の一つと言っていいんでしょう。

憲武●この、いい意味で、常軌を逸したような感じ、圧倒されます。

天気●1981年にジョー・ジャクソンがカヴァーしたのを先に聞いて(アルバム名が『ジャンピン・ジャイブ』)、そちらも思い出深いです。

憲武●そうですねえ、僕もこのアルバムで先に聞いてたような気がします。79年から83年あたりのジョー・ジャクソンのアルバム、3、4枚は聴いてましたので。

天気●この動画は、ニコラス・ブラザーズのダンスも付いて、豪華。ザ・ショウ! って感じです。

憲武●これ、スゴイですよね。クレイジーです。先週のジャネット・ジャクソンの「オールライト」にもチラッと出てましたね。

天気●キャブ・キャロウェイは踊りと歌いっぷり。それになんといっても、この笑顔。こんなにきれいに歯を出して、顔全体で笑える人はあまりいない。しかも歌いながら。

憲武●キャブ・キャロウェイというと、僕はこのイメージなんです。


天気●1907年に生まれ(中原中也、俳人では細見綾子、安住敦と同年生まれ)、83歳で亡くなるまで、ショウビジネス全般で活躍。20世紀のアイコンの一つと言っていいと思うんですよね。


(最終回まで、あと880夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)

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