多摩川 西村麒麟✕福田若之 平井照敏編『現代の俳句』を語る
3/8 西村麒麟のオシ:後藤夜半
【言及作家・言及句】
我これを南瓜の苗と思ふなり 高野素十
桔梗の花の中よりくもの糸
くもの絲一すぢよぎる百合の前
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銀河系のとある酒場のヒヤシンス 橋閒石
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滝の上に水現れて落ちにけり 後藤夜半
金魚玉天神祭映りそむ
涅槃図にまやぶにんとぞ読まれける
獣に青き獅子あり涅槃像
山上憶良を鹿の顔に見き
てのひらにのせてくださる柏餅
ぺろぺろと鳴る草笛を教りぬ
よきコリー飼はれて静か松の内
歌留多讀むことは上手と思ひしに
又の名のゆうれい草と遊びけり
夏料理心を籠めて皿少な
河豚鍋の教へられたるものに箸
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2018-10-21
多摩川 西村麒麟✕福田若之 平井照敏編『現代の俳句』を語る 3/8 西村麒麟のオシ:後藤夜半
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