多摩川 西村麒麟✕福田若之 平井照敏編『現代の俳句』を語る
8/8 照敏さんはがんばっている
【言及作家・言及句】
ガチヤ〱の鳴く夜を以てクリスマス 篠原鳳作
蟻よバラを登りつめても陽が遠い
しんしんと肺碧きまで海のたび
ふるぼけしセロ一丁の僕の冬
●
百足虫など神何故に創られし 山口波津女
死にたれば蟷螂横になつてゐる
●
蘇生
あけぼのの春あけぼのの水の音 野澤節子
水ありて魚を泳がすさくら季
●
オムレツが上手に焼けて落葉かな 草間時彦
さうめんの淡き昼餉や街の音
●
天青しわたる孔雀を想像す 三橋敏雄
鈴に入る玉こそよけれ春のくれ
淋しさに二通りあり秋の暮
戦争と畳の上の団扇かな
汽車よりも汽船長生き春の沖
海へ去る水はるかなり金魚玉
●
鷄頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
ガチヤ〱の鳴く夜を以てクリスマス 篠原鳳作
蟻よバラを登りつめても陽が遠い
しんしんと肺碧きまで海のたび
ふるぼけしセロ一丁の僕の冬
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百足虫など神何故に創られし 山口波津女
死にたれば蟷螂横になつてゐる
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蘇生
あけぼのの春あけぼのの水の音 野澤節子
水ありて魚を泳がすさくら季
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オムレツが上手に焼けて落葉かな 草間時彦
さうめんの淡き昼餉や街の音
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天青しわたる孔雀を想像す 三橋敏雄
鈴に入る玉こそよけれ春のくれ
淋しさに二通りあり秋の暮
戦争と畳の上の団扇かな
汽車よりも汽船長生き春の沖
海へ去る水はるかなり金魚玉
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鷄頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
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