2022-12-25

上田信治【2022年週俳のオススメ記事 1-3月】

 【2022年週俳のオススメ記事 1-3月】
年々歳々、一年がはやいね
上田信治

2022年のはじまりは恒例の「週刊俳句新年詠」から。 第767号第768号 の2号、152句のご参加をいただきました。  

2023年は、なんと、次号が新年1号で1月1日更新です。新年詠はどうしたらいいですかね。午前0時の更新ではなく、午後23時59分の更新を目指すか。。。

第769号は、佐藤智子第一句集『ぜんぶ残して湖へ』特集。佐藤文香さんの責任編集です。智子さんの新作10句「背はピン」に加え、大塚凱、山田航、渡戸舫各氏の句集評。中矢温・青木ともじ・瀬名杏香・杉崎幸樹中村我人・古川朋子・黒岩徳将・加藤右馬・南極・南幸佑・稲垣和俊・依光陽子・原麻理子・佐原キオ各氏の一句評。クズウジュンイチ・髙瀬みつる両氏のエッセイとてんこ盛り。この句集、小川楓子さんの『ことり』とともに、口語俳句に今できることの水位を示す、重要な一冊だと思われます。

第770号 には、若くして亡くなられた木村リュウジさんにむけられた追悼文「豊かな影絵」が掲載。さ青さんの執筆です。10句作品は、大室ゆらぎさん「霜」

第771号には、10句作品、野崎海芋さん「三連符」。長期連載「中嶋憲武西原天気の音楽千夜一夜」は、大島渚「カリフォルニアの青いバカ」を取り上げています。

第772号、10句作品は工藤 吹さん「大炬燵」。【週俳11月12月1月の俳句を読む】は、青木ともじ川島由紀子小久保佳世子瀬戸正洋谷口慎也柘植史子湊圭伍の各氏。 

第773号、10句作品は阪西敦子さん「あとの音」上田信治「成分表87 車窓」。【週俳11月12月1月の俳句を読む】浅川芳直さん。

第777号は、西川火尖第一句集『サーチライト』特集「Fw:サーチライト~」。近恵伊藤幹哲柴田葵楠本奇蹄各氏による句集評。石原ユキオさんの一句評。インタビュー「西川火尖に、中山奈々から20の質問」。松本てふこさんの編集後記に、私にとって「サーチライト」は「人の意見を聞きたくて、検索しまくっていろんな感想を眺め」たくなる句集であり「自分の意見を表明するよりも、誰かにこの句集の存在に気づいてもらうために書いた。気づいてもらうためにタイトルや誌面を考え、原稿を依頼した」と。

第779号から、上田信治「2020/2021「落選展」を読む1」青島玄武 岡田一実 落合耳目 クズウジュンイチ各氏の50句を取り上げます。

新年詠は例年通り募集します。来年もよろしくお願いいたします。

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