【2022年週俳のオススメ記事 1-3月】
年々歳々、一年がはやいね
上田信治
2022年のはじまりは恒例の「週刊俳句新年詠」から。 第767号と第768号 の2号、152句のご参加をいただきました。
2023年は、なんと、次号が新年1号で1月1日更新です。新年詠はどうしたらいいですかね。午前0時の更新ではなく、午後23時59分の更新を目指すか。。。
第769号は、佐藤智子第一句集『ぜんぶ残して湖へ』特集。佐藤文香さんの責任編集です。智子さんの新作10句「背はピン」に加え、大塚凱、山田航、渡戸舫各氏の句集評。中矢温・青木ともじ・瀬名杏香・杉崎幸樹中村我人・古川朋子・黒岩徳将・加藤右馬・南極・南幸佑・稲垣和俊・依光陽子・原麻理子・佐原キオ各氏の一句評。クズウジュンイチ・髙瀬みつる両氏のエッセイとてんこ盛り。この句集、小川楓子さんの『ことり』とともに、口語俳句に今できることの水位を示す、重要な一冊だと思われます。
第770号 には、若くして亡くなられた木村リュウジさんにむけられた追悼文「豊かな影絵」が掲載。さ青さんの執筆です。10句作品は、大室ゆらぎさん「霜」。
第771号には、10句作品、野崎海芋さん「三連符」。長期連載「中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜」は、大島渚「カリフォルニアの青いバカ」を取り上げています。
第772号、10句作品は工藤 吹さん「大炬燵」。【週俳11月12月1月の俳句を読む】は、青木ともじ、川島由紀子、小久保佳世子、瀬戸正洋、谷口慎也、柘植史子、湊圭伍の各氏。
第773号、10句作品は阪西敦子さん「あとの音」。上田信治「成分表87 車窓」。【週俳11月12月1月の俳句を読む】浅川芳直さん。
第777号は、西川火尖第一句集『サーチライト』特集「Fw:サーチライト~」。近恵、伊藤幹哲、柴田葵、楠本奇蹄各氏による句集評。石原ユキオさんの一句評。インタビュー「西川火尖に、中山奈々から20の質問」。松本てふこさんの編集後記に、私にとって「サーチライト」は「人の意見を聞きたくて、検索しまくっていろんな感想を眺め」たくなる句集であり「自分の意見を表明するよりも、誰かにこの句集の存在に気づいてもらうために書いた。気づいてもらうためにタイトルや誌面を考え、原稿を依頼した」と。第779号から、上田信治「2020/2021「落選展」を読む1」青島玄武 岡田一実 落合耳目 クズウジュンイチ各氏の50句を取り上げます。
新年詠は例年通り募集します。来年もよろしくお願いいたします。
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