「週俳の2009年」回顧
〔3〕七月~九月:第115号~第127号 ……村田 篠
第117号-第118号には高柳克弘さんとさいばら天気による「対話:比喩をめぐって」が前後編として登場。後編ではこしのゆみこさんの句集『コイツァンの猫』を巡って議論が白熱しました。
また、第118号より山口優夢が当誌編集に参加。編集部の平均年齢が一気に下がりました。
第119号、野口裕さんの「「時間」管見 体内テンポとガリレオの振り子」掲載。
第121号に江渡華子さん、佐藤文香さん、酒井俊祐さんから「俳句甲子園」のレポート、第125号には久留島元さんによる「船団 初秋の集い」のレポートが到着。催しからさほど時をおかないで臨場感あふれるレポートを掲載できるのは、ネットマガジンの強みです。
第122号にアメリカ・サンフランシスコ在住のYoshiko McFarlandさんより「散ったフラワー」寄稿。
第123号では「2009年度現代俳句協会新人賞落選展」。「俳句つながり」(菊田一平さん)も久しぶりに同号で再開です。
第126号-第127号、水夫清さんの俳文「彼女が教えてくれたこと」前後編を掲載。
小林鮎美さんの「夜ニンジンニンジン煮るよ 井口吾郎「炉心もんしろ」10句を読む」(第116号)、山田露結さんの「冷たさ 岸本尚毅とイエローマジックオーケストラ」(第118号) 「飯島晴子を読む」(第123号)、中村与謝男さんと角谷昌子さんの「八田木枯「世に棲む日々」10句を読む」(第124号)、猫髭さんの「マン・レイのように 中村安伸さんの「水は水に」30句を読む」(第125号)、長谷川裕さんの「柏原和男の一句」(第127号)と、俳句を「読む」記事がトピックとしてつぎつぎに登場したことも、印象に残ります。
第127号では『俳句発想法100の季語』の著者・ひらのこぼさんにさいばらがお話を伺いました。
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