「週俳の2009年」回顧
〔1〕一月~三月:第89号~第101号 ……さいばら天気
新年詠で幕を開けた「週刊俳句」の2009年。第89号(09-1-4)は、三宅やよいさんの「鷹女への旅」が最終回を迎える(第92号に三宅やよいさんと神野紗希さんによる完結記念対談)と同時に、小池康生さんの「商店街放浪記」がスタート。
第90号では、東人俳句30句を紹介。上田信治さんが話題書『俳句の力学』(岸本尚毅)を読みました。第91号は、「アウトロー」(斉田 仁)と「無頼の系譜」(長谷川 裕)の2論考を『百句会会報』より転載。
まるごとプロデュースも、週俳の恒例イベントとなりました。第93号は、B.U.819(佐藤文香さん)による「まるごと」。俳句はもちろん、理系(?)論考あり、俳句漫画あり。佐藤家の皆さんまで登場して、豪華。
第95号からは、小野裕三さんの「はっきり言いますが、世の中的には「前衛」は死語です」、松下カロさんの「中村苑子遠望 晩年の桃」(第96号・以後シリーズ化)、山口優夢さんの「ロシアに2泊3日で行ってきました日記・1日目「抱きしめたい」」とトピックが続きます。
機敏に動けるのは。ネットメディアの利点。2月19日に逝去された阿部完市さんの追悼特集は、第98号 2009年3月8日。多くの方々から寄稿いただきました。
第99号では、市堀玉宗さんが10句と併せ、能登半島地震被災後の復興についての一文を「北国新聞」より転載。
続けていさえすれば、やがてやってくるものとはいえ、第100号は、やはり感慨ひとしお。20名様から5句と短文を寄稿いただきました。
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